森を守る
FSC認証取得
日本農業遺産に登録された
尾鷲・紀北の林業

尾鷲地域の林業は、古くから優良材生産を目的としたヒノキ密植(植付本数7,000~8,000本/ヘクタール)と弱度の除間伐を繰り返し実施してきました。この育林技術は、「尾鷲林業」として全国的にも知られています。

さらに、近年では除間伐材の有効利用、需要の拡大、流通加工体制の整備を進めてきました。間伐を行うと日光が森林に十分に入り、太陽と水が健全な森林を育てます。そして健全な森林が育つと、土壌の流出を防ぎ土砂崩れなどの災害を防止する役目を果たします。そして、間伐された木は、人や環境にやさしい資源としてさまざまな用途に利用されます。円柱加工場では、地域特産品「尾鷲ヒノキ」を利用した商品製作に取り組んでいます。建築用の木材供給はもとより、家具、漆器、屋外用木製品等様々なところに、木材供給から制作販売までを行っております。素材生産時の枝葉、端材や調整伐採したあとの木材については、発電用の木材としてチップ化し供給します。

森林組合おわせは、林業振興を通じて、地域経済の発展に貢献します。

森林整備事業

各種森林整備事業や水源林造成事業などで450haの森林を整備し、林道や作業道の整備6件を行いました。また、ポット苗の生産一万本を生産し植林7Haを実施しました(令和二年度)。

林産事業

買取生産で70㎥の主伐による素材生産および11,000tの木材チップをバイオマス発電燃料に供給しました(令和二年)。

加工事業

建築用材、木工加工品、公園施設、木製遊具など、年間300㎡の加工品を製造しています。

販売事業

木材販売やバイオマス用木材チップ等の販売を行っています。

指導事業

森林認証制度への加入促進や森林林業の啓蒙活動、林業労働者就労対策の推進および役職員の各種研修への参加などを行なっています。

購買事業

優良苗木の斡旋・販売や、森林肥料・林業用機械器具の販売を行なっています。

金融事業

農林漁業金融公庫(造林、林道、経営資金)資金の貸付、農林中央金庫(森林担保資金)資金の貸付を行なっています。

森林組合おわせの事業一覧

尾鷲・紀北のヒノキ

森林組合おわせの活動環境は、尾鷲市・紀北町にまたがる4万ヘクタールもの森林を対象としています。大台ケ原・熊野灘に挟まれた温暖多雨の地域が育んだ尾鷲ヒノキは、日本農業遺産に指定されています。

おわせの林業は、育てる・つくる・切り出すという、持続可能な環境サイクルを大切にしています。森林認証(FSC)や木材流通認証(CoC)を取得し、森林環境の保全に努めています。

また、当組合は建築設計事務所兼製材工場としての機能を有し、地元製材工場と連携して架線集材による素材生産を行なっています。

尾鷲の森林と環境

NEWS & TOPICS

2021.12.27

ホームページをリニューアル致しました。

森林組合おわせのホームページをリニューアル致しました。
これまで以上に、尾鷲ヒノキの魅力や林業を通した森(やま)づくりについて、皆さまに分かりやすく発信してまいります。

森林組合おわせ

森林組合おわせは、平成8年4月1日に尾鷲森林組合、南尾鷲森林組合、海山町森林組合、紀北森林組合が合併し誕生しました。
紀北町相賀便ノ山に組合事務所を設置。紀北町船津稲荷堂に工場、尾鷲市朝日町に尾鷲支所を設置しています。